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[解説]
アサギマダラの食草はガガイモ科の植物が主体である。
本州の山地ではイケマが主要な食草になっているが、
南西諸島ではツルモウリンカが食草になっている例が少なくないと推定される。
奄美大島では私が直接に幼虫を確認したのは2004年の2、3月だった。
海岸の防風林の中に散発的に生えたツルモウリンカのさほど大きくない株で、
一株に1〜2匹程度の2令程度から終令の幼虫を見出すことができた。
その防風林には、リュウキュウアサギマダラも発生しており、
この蝶もツルモウリンカを食草とする。
しかし、不思議なことに2種の幼虫が一緒に育っている例は見出せなかった。
リュウキュウアサギマダラの幼虫は、
距離が何kmも離れた群落では多数見出すことができた。
2種が幼虫に関して産み分けのようなことをしているのかは今後の検討課題だ。
写真は05年2月に奄美大島の笠利町で撮影した。
ツルモウリンカの特徴的な袋果が写っている。中に、毛の生えた種子がある。
花を見るのは、8月の前後だ(→3D植物園のツルモウリンカの項も参照)。
冬の時期には、若々しい葉がぐんぐん育って、大きな群落を形成する。
やがて、5月頃になるとアフリカマイマイの食害で発見が困難になる。
しかし、そういう時期のアサギマダラは他の植物を利用するのだろう。
【上の写真はパラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
---SRSは地球の能力開発---
---心の中の自然を育てよう---
【撮影・解説:栗田昌裕 050203撮影050207記】
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